空の上。


二つの住宅の設計にて、動けるのか動けぬのか、
この春は苦しい時を過ごしている。
3ヶ月の時を経て一つの計画が進むこととなった。
実施設計を始められる喜び、代え難い。


もう一つは空を越えてはるかな地、まだ見えず。
安請負は出来ぬので(そうしては安易に夢を
見るだけで、何も生むことは出来ぬのだから)、
遠回りしてでも自分の足で見聞し、状況を調べ、
施主へ伝えつつ、どのような状況に至るとも
必要な役割を果たすのみ。


手を動かせぬもどかしさ、あまりに間を置くと
頭の中に繰り広げていた想像も萎縮してしまい
そうで怖い。意地でも創造は維持したい。