2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

住まう楽しさ  〜サヴォア邸のスケッチより

■以前、書きかけたサヴォア邸での子供達のお話。 20世紀の巨匠、建築家 ル・コルビュジェの代表作となる住宅が パリ近郊にある、それがこのサヴォア邸。世界で最も有名な住宅 の一つかもしれない。「なるほど名作だ」と理解することができる のだろうか?初…

名作スケッチ

前の記事のサヴォア邸、描いたスケッチの幾つかを掲載してみようと思う。 写真はたくさん撮るもののスケッチは上手い下手に関わらず自分が何を 見てきたのかが時を経ても確認できる優れたツールだと思う。 ポワシーにあるこの住宅を見に行く前はパリに滞在し…

この暑さ   【 DOMA / bookshelf 】

Bookshelf は長手方向、南側全長に土間がある。どこからでも 自由に庭に出入り出来る。リビングの前には横5.4m×高さ3.8mの連窓が あり、開放感は抜群だ。しかし日射には注意して設計をしている。軒の出は 大きい。冬至の南中時はダイニングテーブルまで日…

O邸 【 DOMA / yamanote 】

O−house(名前は未だ仮称。) 札幌市内山の手にて建築中の住宅。パースは計画の際に製作したもの。 今年の1月に初めてクライアントとお会いし、一度スケッチにて方針確認を した後の2月中過ぎに、このパースを添えて計画を提案させて頂いた。 四角い…

アルテピアッツァ美唄

美唄にある安田侃氏の彫刻が屋内外に展開する彫刻広場、 ”アルテピアッツァ美唄”は好んでしばしば訪ねる。 ただ過ごすだけなのだけれど、そういう時間の使い方は 実はとても贅沢なことなのだろうなと思う。 この日は曇が空を覆い晴天ではないもののとても暑…

考古 〜道南より〜

【国指定重要文化財 遮光器土偶 亀ヶ岡遺跡 縄文晩期】市立函館博物館にて催されていた”縄文の至宝”展にてスケッチ。 ”口”が可愛らしかった。ぐっと噛み締めたような口が。ん?鼻か? イヤイヤきっと口だ。口というより噛み締めた下唇だ、たぶん・・・ 南茅…

本郷新

道南へキャンプで出かけた際に長万部に立ち寄る。いつもは通過する だけなのだけれど、気になっていた郷土資料館を覗いてみようと、 ふらりと立ち寄ってみた。3つの文化施設が対となりどれも見応え十分、 楽しませて頂いた。その一つに仏像を納めた展示館が…

キャンプ

場所に対する興味は尽きない。それが設計をしたところとなれば尚のこと。 私の場合、昨年竣工したDOMAは道南という地域を象徴していて、 この設計を通じて感じ入るものがあった。元々惚れっぽい性格だからかも しれないけれど。ようやく叶った、おそらく…

キッチン決まる。 【 DOMA / yamanote 】

O邸のキッチン、完成型のスケッチを起こしこれで「決まり!」と思っていたのだ けれど、機能もデザインも決定まではまだまだ時間と労力を要することとなった。 「決める」とは何と難しい。デザインで最後に悩み抜いたのはひとつは・・・ [キッチン①] [キッ…

TSURUI TOUR

Bookshelfのオーナー様からお誘い頂、鶴居村へと旅してきました。 親友が鶴居村でネイチャーガイドをしているので如何ですか、と。 故郷が道東である自分、遠く札幌で出会い、設計の機会となった Bookshelf、そのオーナー様に誘われて道東へ旅し、故郷を改め…

闇を眺める。

カエルが空を飛でいる頃、室内からは夜景が楽しめた。 極めて暗い神秘的な闇が・・・。 その向こうに函館山と街の灯を望む。立ち込める雲に映え、 霞む街の灯は幻想的でスケールの大きな光景だった。 何度も通ったこの場所、帰るときは何時も暗闇ではあった…

キッチン 【 DOMA / yamanote 】

Dandelionに書いた住宅、既に減額調整を経て着工している。 現在は基礎工事が始まっている。この減額調整は難しかった。 全ての項目を何度も見直し、取捨選択を厳しく検討した。 施工業者は様々な知恵を搾り出し、大きく協力してくれた。 何よりクライアント…

SAPPRO CITY JAZZ

昨晩はF氏に誘われて大西順子さんのライブへ行く。 何形式というのか、テーブルを囲み飲み食べながら 楽しむライブだった。こりゃーイイ。ピアノは打楽器なんだなーと思う。 彼女の手は横ではなく縦に激しく動く。楽しいひと時を過ごさせて頂きました。 会場…

善光寺

先日、噴火湾をドライブしてくる機会があった。 立ち寄った一つが有珠の善光寺。 有珠は特別な空間がある。穏やかな噴火湾の更に 内湾にあり、鉛のように滑らかな海面が印象的だ。 有珠モシリという貴重な続縄文時代の遺跡もあり、 特別な場所に思えてならな…