まもなく竣工五年目を迎える【bookshelf】、この日は単に遊びに行く。 ラグビーＷ杯の好試合のビデオを手に入れたので観ませんか？というお誘いでした。 久しぶりの【bookshelf】は変わらず健全に住まう器として働いていた。 北側のハイサイドライト、この時…

椅子とテーブルの揃った室内写真を撮らせて下さいと【ＤＯＭＡ/yamanote】を訪ねる。 ところが、ご好意に甘えてもてなされてしまうことに ・ ・ ・ なってしまった。 既にコートには２つの椅子が置かれ、挨拶もそこそこに誘われ、で、早速、ビール。 【ＤＯ…

ＤＯＭＡ/yamanoteを訪ねる。 札幌の南中時刻、今は午前11時半頃のようだ。 間もなく一年を迎える住宅、竣工写真は自分で撮影している。 確かに正午前に陽は最も高くなり、日差しが短くなっていた。 写真はポーチを写す。午後2時前に建物と平行に影が伸びる…

彼が気が付いたのは巾木に設置したコンセント。 苦労の末に取り付けられたこの小さなコンセント、特殊な形状ではある。 電気屋さんは可能な限りコンセントを集め調べ、最も適当なものを探し出す。 終には小型コンセントのエキスパートになっていた。 設置は…

なかなか上手く写真が撮れないのだけれど、長いドマとリビングの風景は眺めるのが楽しい。 今度は晴れの日差しのある時に撮ってみたい。今は庭に芝が植えられ随分賑やかになっている。 機会を待ち、お邪魔させて頂きたいと願いつつ。 ＤＯＭＡと名づけたこれ…

２階の一角は部屋を２つを設えることも出来たのだけれど、 吹抜けに面して足を投げ出して使うデスクを特徴とする オープンスペースとロフト（下は収納スペース）を設えた。 個室性は確保しつつも閉じこもるには十分ではない設え、 戸一枚で個人のスペースを…

ドマの吹抜に面する２階のオープンスペース。子供の勉強部屋として設えている。 右手は上にロフト、下は通り抜けられる収納スペースが壁の向こうに納まる。 下の収納スペース、今はトーマスが走っている。 吹抜をなくすれば２部屋は作れるスペースがあるのだ…

黒の畳、縁は墨色。初めて使う色だったのだけれど、しっくりと落ち着きある表情が嬉しい。 窓に用いた、やはり黒の和紙ブラインドとの組み合わせも申し分なく。

多くの場合、設計ではコストや面積など”制限”となる条件が伴う。故にか、和室を創る機会は。 このデザインに至る過程は急な展開でもあり、所謂和室を造るに十分な予算を見込めぬ状況にあった。 床柱等の和室らしい設えはない。しかし、和室の最たる特徴とは…

泡沫吐水とは流れ出る水に空気の混ざるやさしい水流。キッチンで最もこだわるべきは、 やはり水栓金具だと思う。【DOMA/hachiken】の金具はドイツのグローエ製。以前にも 書いたのだけれど、流れ出る水がデザインされている。その上、器具の質感がとても良い…

雨の降る前、薄暗い早朝の森を歩いてきた。 先日の長雨のせいか流されたか、 荒れた湿地のある森は静かだった。 お城か、集合住宅か？ 小人なら住処に選びたくなりそうな”きのこ”だ。

月寒神社祭にて、演歌を聞きつつリンゴ飴。 台風が去り夜風が冷たくなった頃、 あちこちで神社ののぼりを見かける。 秋祭りの季節になったか。 広い境内はどこからが月寒公園なのかも良くわからない。 パークゴルフ場も隣接し、程よく遊ぶ場所がある。 夜は…

リビングからは低く見え、違和感なく馴染んでいるのだけれど、 キッチン、実は長さが2.7ｍを超えるとても大きな家具でもある。 要となったのは収納。オリジナルのデザインで製作しようと決め、 取り組んだキッチンはやはり高価なもの。同じ仕様で収納戸棚を …

撮影のために照明を全て灯す。これでは明るすぎるので実際にはこの中から幾つかを選ぶことになる。 ダイニングにはルイス・ポールセンのPH５が灯る。リビングのダウン４灯を調光すれば、それで心地は 出来上がりそうだ。ドマの吹き抜けのスポットでも良いか…

リビングは天井を低く落ち着きを、ドマは吹抜け大きく広がりを、 というスペースが一つとなり、広がりのあるＬＤＫ空間となる。 奥にはキッチン、キッチン収納、洗面、スケルトン階段が見える。 2011-09-03で案内した写真の反対側からの眺めです。 もう一歩…

リビングは動線の末端にある。その正面の壁には長さ４．５ｍのカウンターを設え、TVキャビも備える。 テレビ台であり、飾り棚であり、ドマ側では高さが70ｃｍとなりるので程よいデスクスペースともなる。 ２本の柱が程よくスペースを分け、静かな光の南西側…

ＬＤＫはキッチン、階段、ドマ等があり、遠くに洗面やエントランスの見えるオープンなワンルーム。 仕上や天井高、採光を工夫し、様々なスペースが息づきつつ一体感のある空間をデザインしている。 写真は広角撮影のため少々歪んでいるものの、このような雰…

建物は敷地とのバランスからカタチとなり、プランは内からの要望が膨らみカタチとなる。 どちらが先というわけではない。玄関やポーチはその接点となる重要な部分と言える。 仕切るならドアがあれば事足りる。しかし、外から内へと空間は連続しているので、…

トンネル状のホールを抜けると一気にLDKの空間が広がる。階段はロフトのある２階の オープンスペースへと続く。出迎えてくれるこの吹抜け、高窓を備え終日健やかに明るい。 動線の要の空間は大きな光溜まりとなっている。スケルトンの階段の向こうには、大き…

ポーチとは玄関前で人を迎え入れるためのスペース。よく使うのは当然クライアント、 住まう人に他ならない。どう迎えると気持ちが良いだろうか？いつも悩むスペース。 一枚一枚短冊状の鋼板を人の手で結び止める立平の外壁の切れ間にあるポーチ。 その壁は小…

これまでS-Houseとして設計過程から現場の風景を案内していた住宅、名称を改める。 【DOMA/hachiken】 JR駅が近く交通の便の良い敷地は思いの他静かな街並みの中にある。夜はとても静か。 道路から見える部分は閉じ、エントランスの明かりがもれる。奥にまと…