2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

川下り。

穏やかな川の流れ。 一そうの舟、現る 気持ち良さそうに、 川を下る。ちょっと傾いているけれど。 優雅に、 なぎに乗る。 !! ・・・!!!!! 浸水だ!波につかまり、 ・・・呑まれてしまった。

Dandelion 【 DOMA / yamanote 】

見積り段階に入って久しい札幌市内で進めて いる住宅の設計、減額調整が難航している。 建物本体工事は当初の予算内と考えられるものの、 外構を含めて一体的な設計とした結果、外構を オプションとするのは難しい。工夫の末にこの オプションが絶妙に見積り…

POSTCARD 【 DOMA / 道南の家 】

[:W540] 初めてポストカードを印刷に出してみた。関係ないのだけれど、 染織をする妻が明日から信州は松本のクラフトフェアに出展する。SOUWORKの染織日記名詞代わりにポストカードを作るというので便乗する。カードを並べて くれるって言うしさ。・・・松本…

本願時展の影像

予想通り賑わう展覧会に何とかこっそり行くことが出来た。 素養の乏しい自分は思いの他多くを学び有意義であった。 改めて眺める日本の絵図、建築の表現がとても面白い。鳥の目線で俯瞰 する街並は奥行き感なく屋根はあちこちを向き、描きたいものが描かれる…

養老天命反転地

改めて「何だったのだろう?」と考えると何だったのかわからない。 ただ、楽しんだことを鮮明にに覚えていて、今でも「反転地的だな!」 と自分の一つの価値基準になっているような気がする。 新旧様々な建築を訪ね北陸中部地方を旅した時、ここも目的地の一…

水源池

陽よりも先に森に入る。まだ寒い。 雪のシロと草木の真直ぐな影のクロと空のアオ。 いつしか怒涛の雪解け水が押し寄せて流れ、 そのうち水は淀み留まり落ち着き始め、 潤うように滲みて行く。春だろうか。近所の西岡水源池にはしばしば通う。 野鳥観察でもな…

DOMA/道南の家 設計 vol11 「実施図面」その1

DOMAの設計過程を紹介するSORYを再開。「実施設計」とは? 成果となる実施図面について、何編かに別けて紹介します。 - 2009年6月中頃、最後の実施設計打合せのために道南に走る。 転機となった新たな敷地、「急展開」を経て実施図面を一気に製作し、 実施最…

DOMA/道南の家 設計 vol10 「急展開」

設計では、”転機”となるアイディアが浮かぶことがある。それは何時も異なります。 ”DOMA”では敷地の変更という事件をキッカケに進んだプラン、抱える幾つかを 解決する秘策が本当にふっと、浮かびました。 --------------------------------------------…

DOMA/道南の家 設計 vol8 「敷地変更!」

実際に設計に携わると思わぬ出来事に遭遇することは多々あります。 敷地にまつわることは少なくありません。ただ、”DOMA”で起こった 出来事は想像したこともなくかなり特別なことでした。 - 2009年5月の中頃、「敷地が変更となる。」の穏やかならぬ連絡…

DOMA/道南の家 設計 vol9 「実施設計」

実施設計とは?実際に築く建築の詳細設計となります。見積りの根拠となり 契約の際の原図となります。ではどのような図面があるのか?”DOMA”の その設計過程を通じて少しばかり案内致します。 - 5月最後の休日に道南を訪ねる。実施設計の第二回目となる…

プリミティブ

GWは噴火湾を見て回る。これは北黄金貝塚公園にある再現された 縄文時代の住居。見事に景観に馴染み、緑の丘と一体となって実に 美しい理想郷のようなシーンを見せる。 掘られた穴や柱を立てた穴、炉の跡などを基に再現したのだろ。 上屋は?外装に茅を葺…

組子

GWに訪ねた伊達で「迎賓館」を見学する。築118年になるという。贅を 極めるのではなくむしろ質素ながらも質の高い印象を受けた。私はその 迎賓の和の間の欄間の組子にいたく感心させられてしまったのだった。写真を撮りつつ歓喜してしまう。見事な光の演出…

DOMA/道南の家 設計 vol7 「2度目のプレゼンテーション」

計画とは基本設計のこと。どのようなことがプレゼンテーションされるのか? ”DOMA”の事例より紹介させて頂きます。 - 再開後に迎えたプレゼンテーションは2009年のGW、最初の祝日となった。 ギリギリまで計画を粘り、それから模型の製作を開始する。完…

DOMA/道南の家 設計 vol6 「暫定プラン」

開発行為に関わり、建築物の配置を示すために暫定のプランを作成する。 2週間と短い期間で用意し4月初めに第2回目の打合せとなる。 ・・・本来は最初の提案までにもう少し期間が欲しい。十分なイメージを 温めるためにも、じっくりと考え深めて取り組みた…

DOMA/道南の家 設計 vol5 「再開」

昨年2009年の春早い頃に連絡が入る。打合せのために道南へ走る。 初めて訪ねた時と同じ雪の残る早春の風景は気持ち良い眺めでもあった。 クライアントはこの4年の間、提案したプランを大切に温めていて下さった。 年内には住みたいとの急展開をお聞きし俄然…

DOMA/道南の家 設計 vol4 「延期」

プレゼンテーションはお会いしてから1ヶ月ほどが過ぎた頃となった。要望は 明快で簡素、条件は少なく自由度は高い。条件は緩く見える・・・しかし、純粋 に求めることが出来る!という意ではこれほど難しいものはない。 お見せする時の鼓動は、聞こえてしま…

DOMA/道南の家 設計 vol3 「プレゼンテーション」

提案はとても素直だった。クライアントは敷地のことを最も良く知り、生活の 一部とされている。その魅力は彼等の印象とも重なるように私は感じていた。 凝ったデザインなど恣意的な計画はこの敷地の魅力の前では無意味だった。 そう、敷地の広がりに許されて…

DOMA/道南の家 設計 vol2 「考える」

紹介建築の最大の条件は”場所”。その可能性をどこまで引き出せるのか? 観察し、理解を深め、可能性を探る。敷地なしでは何も始まらない。 ”予算”、最も現実的な条件となる。予算内でなければ全く無意味となる。 どれだけ適切な計画が出来るのか?・・・得意…

DOMA/道南の家 設計 vol1 「初めまして。」

昨年、道南で平屋の住宅”DOMA”が竣工した。自分も好きな住宅を設計する ことができた。その過程は「設計とは?」を紹介するに適当な事例になるのでは と思い、また記録として整理したいと思う。 ※一つの事例として読まれる方の参考になれば幸いです。 −−…