2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧
2階の子供の部屋。約45度の南北方位の傾きのある敷地、陽が真上に上る頃、 こ部屋には強い日射が入り始める。三角山に沈む頃は随分長い。ドマに面して 小窓があり、午前中は様々な反射光りが入り込む小気味良い白いスペースだ。 そういえば、先日伺った時は…
2階はまだ仕切られていない。可動家具間仕切りにより各々のスペースが 作られている。家具は通りよく配置されていて建物の長手方向を見通せる。 ここに主寝室からウォークインクロゼット、書斎×2、子供の部屋が納まる。 昼間はあちこちの窓から光りが入り…
寝室に隣接して4帖ほどのウォークインクローゼットのスペースを作っている。 2階の主収納のスペースは設計においては最も工夫が求められ、時間を掛け て取り組んでいる。可動家具4本を組合せ、既存タンスが納まる。 クライアントは正しく収納を把握し要望…
2階、やはり可動間仕切り家具によって作られたスペース。これは書斎。 このような書斎スペースが2つある。長さ1800mm×高さ1800mmの収納 本棚を背にし、1800mm幅のデスクスペースが備わっている。 振り返ると本に手が届くけれど、机に脚を乗せられる余裕あ…
階段を上がるとドマの大きな吹抜け空間を見渡すことが出来る。 玄関上のコーナー窓からの明かりに照らされるドマの空間と、 ベッドルームと2つの書斎コーナーが眺められる。 2階は白い空間のプライベート・スペースとなっている。家具は 可動間仕切り。自…
2階は長い空間を貫くように、ドマ吹抜けに沿って廊下がある。可動家具による レイアウトは自由。今は端から端までを見通せる抜けの良い設えとしている。 奥の壁に差し込む光り、その下が洗面所となっている。 2階は周囲の視線を避けて大きな窓は設けていな…
ドマを使った自分の一連の住宅では、大きなヴォリュームのドマと個々の居室 スペースが接し、そのドマを通じて空間が結びつき、ストーリーが展開する。 DOMA/ yamanoteはコートハウスでもある。適度に開き、適度に閉じる空間は 室内にあっても山の手の景観が…
「揺れない?」と皆に聞かれるんだけれど、どうでしょう?あまりもに華奢に 見えるのだけれど、実はとてもしっかりとしている、軽やかで堅実な階段。 洗面スペースを背にして眺めると、14m程の奥行きを一望できる。間もなく 三角山に陽が隠れる頃は日差しは…
故郷の街で設計した一つ。古い集落の道端にある公衆トイレです。 トイレは10坪に満たないのだけれど、中は円筒ブースが林立する 森の様、初めて訪れる人は容易に迷子になれると思う。 昨年末に撮った写真を現像してみた。 もう10年以上を経ている建物はすす…
朝日だそうだ。DOMA / yamanoteのクライアントから届いた一枚に、また驚く。 プロジェクターを使った映像インスタレーションかと思った。アーティストは太陽。 壁は窓から4500mm離れ、落差は10cm程度。10/4500勾配、2度にも満たない。 山の手の高み、上手く…
夜は夜で雰囲気の良い広がり。照明の下でも木の床も、壁もドマも質感を損なわず、 吹抜けのドマ空間の立体感が大きく浮かび上がる。現しの柱梁が印象的だ。 撮影用に全ての照明を灯す。実際には明る過ぎるが。使われているのは電球のみ。 色味といい、やはり…
本当はクライアントが選んだカンガルー色のロールスクリーンがバッチリと はまっている。撮影では下ろすのを忘れていたのでボツ写真なのだけれど。 夜のリビングの風景、ドマから少し離れるだけで雰囲気はまるで違う。 「お邪魔します。」と告げたくなるのは…
今では定番中の定番、ルイス・ポールセンのPH5。下面はガラス製のもの。 紫のリングがクールなのだけれど、電球では乏しくなる色を加え添えている。 50年前に生まれ、今後50年経ってもその価値が失われることはないのだろう。 ダイニングテーブルの料理を美…
ルイス・ポールセンのPH5を紹介したので、優れた器具をもう一つ記す。 キッチン水栓のグローエ。ドイツ製の水栓金具だ。ステンレスの輝き、 そのデザインには惚れ惚れする。写真はPH5を背にして写す。 これは器具のみならず流れ出る水がデザインされている。…
DOMA / yamanoteの清潔感ある室内はこの窓の光りが支えていると言っていい。 ドマをメインに据えてプランを開始した時から、この窓はここと決まっていた。 昼前まではこの様に強い光りを帯び、その後は天空光を壁、天井に映える。 寝室からは空を眺められる…
光りが降り注ぐ大きな空間、ドマの末端には洗面台がある。上部高窓の光りは 昼までは日射が映え、午後を過ぎるとこのように天空光りが天井と壁に映える。 採光の妙は、直接光りを入れるのではなく、取り込んだ光りを映えさせること。 この高窓は陰なく天井と…
ドマの末端に洗面台が備わる。主役を任された感がある。隣の洗濯室に水廻りの 作業と収納を担わせているので可能となった。キャビネットも備え日常収納は十分。 高窓から光が降り注ぐ特別な場所でもある。キャビネットの鏡には連窓越しに三角山 の緑が映えて…
朝は室内の深くまで日が入り込む。濃色の木床に光りは照り返され、 据付けられた棚板を下方から照らし上げて上方に陰を帯びている。 「壁と床」はクライアントが最初から明確にイメージされていた。これを 質良く求める造る。朝の光りはその成果を照らし出し…
この時季、日は低くどこまでも奥に入り込んでくる。どこに映えるだろう?住む人しか 知らない光りがある。クライアントから息を呑む写真が届く。思わず見入ってしまう。 日が長くなると届かなくなるだろう。室内で季節を知る光りの一つになるのだと思う。
各室を開放的にコートと一体的に結びつける要(かなめ)となる空間がドマ。 家に入ると直ぐに「ドマがある!」と気がつかされる。印象的な眺めは外観 からの想像を超える奥行き、33坪の住宅スケールを超えるの空間だと思う。 朝日をこれだけ浴びられれば、冬…
ドマから夕暮れ時のLDKを眺める。白い箱はキッチン。階段の向こうに洗面台、 その奥は洗濯室、BATHの水廻り空間。使い勝手を損なわずにどうコンパクトに 収めるか?プランの最重要ポイントは最も時間を費やしている。 効果的だったのはキッチンの収納室。ロ…
キッチンは水廻りと並んで悩み、相当な時間を費やしている。初めに描いたイメージを 大切にし、具体化するために取り組む。完成し室内に納まる光景は実に感慨深い。 一部位の作業量としては監理業務おいて群を抜く。仕事はこの2枚のスケッチに集約 されてい…
キッチンは家の中心にある。リビングやコートを眺められ、収納と水廻りが隣接する。 インターホンやスイッチ類が集中し、勝手は申し分がないハズ。ただ「特等席」からの 注文はうるさいかもしれない。「ビール!」とか「珈琲!」とかいう具合に。 「特等席」…
DOMA / yamanoteのLDK全景。 このアングルは何枚も撮影したけれど、朝9:30に写したこの一枚がお気に入り。 朝日がしっかりと室内を照らし温む室内は、素直に心地よいと感じさせてくれる。 ドマの連窓、奥の洗面台の連窓の他に写っていない6ヶ所以上の窓か…
DOMA / yamanote O邸と呼ばれていた住宅はこのような名前となった。 山の手のドマってことね。 悩んだ末に、ひねりはなく真っ直ぐに名づけた。 竣工写真は自分で撮る。その枚数は1000枚程。整理は至難であった。 その中からおおよそ50枚程を選びぬく。・・…
自分が自分らしく設計できた住宅はどれもドマがある。 DOMAⅠ:札幌近郊の住宅 ”Bookshelf” DOMAⅡ:道南の家 ”DOMA” DOMAⅢ:山の手の家 ・ ・ ・ ・ (計画時期を考えると正確には道南の家”DOMA”がDOMAⅠとなる。) DOMAをシリー…
既に引っ越され、住まい始められたクライアントから 楽しげに奮闘するメールが届いている。種まき?とか。 そういえば、表札文字のプランを送るのを忘れていた。 きっと、まだ表札なしの名無しのハズだ。どうしてるん だろう。フォントを選んで送らなきゃ。 …