2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

白滝の石器

この石器との出会いが北海道の考古博物への興味のキッカケなのだと思う。 北海道開拓記念館に展示される石刃鏃文化の石器。素材に拘る大陸の人が 白滝で最高の素材と出会い花開いた文化と聞く。石器は黒曜石で作られる。 この黒曜石が一際美しい。巧みに加工…

アルテピアッツァ美唄

アルテピアッツァ美唄を訪ねる。緑は濃く白い大理石の彫刻とせせらぎが 涼を呼び、多くの人が誘われて水に入っていた。いつ訪ねても心地良い。 この日一番綺麗に見えたのは、カフェの向こうの低地に置かれた大理石の 彫刻。木漏れ日に覆われている。影の部分…

バルサ

サッカーのユニフォームかな?と気になっていたのだけれど、胸の右上に 輝くそれは正しくバルサ!FCバルセロナの来期アウェーユニフォームを 着て現れたのはバルセロナ帰りのbookshelfのオーナー、F氏。 この日はお誘い頂き、【 SAPPRORO CITY JAZZ 】に…

DOMA/yamanote   庭茂る。

DOMA/yamanoteはS-Houseの現場への通り道でもあり、しばしば立ち寄り眺めさせて頂いて いた。DOMA/道南の家もそうなのだけれど、やはり庭が整い出すと建物は一段と生き生きとする。 健やかな風景が創られるように思う。 実際、庭の風景はとっても楽しげだ。…

DOMA/道南の家

DOMA/道南の家、点検のために約一年ぶりに訪ねる。「原野に建つ」という印象は、庭が 整うに従い南国のリゾート?という風情になりつつあった。10帖程の広いテラスが小さく 見えてしまうほど敷地は広大、函館山を見通せるローケーションはやはり圧倒的であっ…

海   S-Houseその後 ■S-house vol.30

所要があり室蘭を訪ねる。訪ねた時は決まって海に行くイタンキ浜の クジラ半島の東側、人の居ない海。道路縁に広がるのだけれど、そこは 太平洋、砂浜に降り立つと波音で外界から完全に切り離される。 湿度は高く波上は白く霞んでいる。タイミングよく青空が…

S-House 竣工見学について。  ■S-house vol.29

札幌市内西区八軒にて住宅「S-House」が竣工しました。 明日は午後から撮影の予定、おそらく夜は9時過ぎまで。 連絡頂ければ案内致します。 ※7/15日、無事に引渡しを終えました。 クライアントは16日に引越しを済ませた様子、 さて、いつ覗きに行ってみよう…

S-House まもなく竣工  ■S-house vol.28

S-Houseのクライアント、設計の諸段階から、特に家族の事を大切に考えて 要望を築いてこられたように思う。この和室もそんな想いのあるスペース。 和室はある程度の独立性を要し、日常用途のないスペースとしてプランに 組み込まれていた。仏間でもある部屋…

S-House まもなく竣工  ■S-house vol.27

S-House 来週15日に竣工します。クライアントの想いは強く、とてもクールな空間が 生まれました。まだ最後の一手間を残していますが、先んじて、仮撮影した写真の中 から幾つかをご案内します。 この世に唯一のオリジナル・キッチンはクライアントの要望に応…

S-House まもなく竣工  ■S-house vol.26

工事の最後は美装となる。その前にダメだしの検査。そのために アラ美装が行われ、室内のあちこちに青のテープが貼られていた。 工事終盤は様々な業者が入ることからも不測の事態が少なくない。 修繕の前、今日の早朝に一足早くカメラを持って訪ねてくる。 …

店舗デザイン  

ある日、電話が鳴る。 言われた日にフラリと現場に向かう。 モンモンと悩む。 セッセと図面をおこす。 そのうち、デザインが見つかる。 何にしようか、今回はパースで提案する。 本当に出来るのか、出来るまで分からない。 と言う感じが店舗デザインでは多い…

余談 ・ ・ ・ 布団   ■S-house vol.25

余談。 S-houseのクライアント、竣工を前にして随分盛り上がっている様子。 先日伺った話はとても面白かった。 ・ ・ ・ 布団を購入するらしい。 より適当に「ニトリ」ではなく、シンプルに「無印」でもなく布団屋さんに お願いしたらしい。考えてみると、布…

大工工事 その2  ■S-house vol.24

S-houseでの大工工事、終盤の山場となった2Fカウンターの製作現場、 その1から続きます。 ある日の現場打合せ、昼過ぎに終えて現場を見て回る。カウンターの 製作が佳境を迎えていた。既に部材の加工は終えていて、取り付ける ばかりになっていた。床には…

大工工事 その1  ■S-house vol.23

S-houseの大工は気さくな若手ペアであった。快活な彼等の創る現場の 雰囲気は実に良く、何より感心させらたのは現場がいつも綺麗なこと。 これがとても大切なのだ。何時訪ねても気持ちが良い。 仕事は丁寧、他業者と関わる部分も面倒見良く、板金で悩んだ時…

建具  ■BUTSUGWANJI vol.9

「建具工事」は「家具工事」や「金物工事」に次いでとても高価な工事だ。 窓はつい多くなってしまうけれど、プランを検討し、ドア類は減らす工夫も している。既製建具ではなかなか行き届かないもの、製作の機会は徹底 したい。至る所に創意の余地のある、実…

ロールスクリーン  ■S-house vol.22

竣工の近いS-House、仕上げ工事が盛んとなっている。日に日に完成に 近づく姿をクライアントはとても楽しんでいるらしい。とても嬉しいこと。 表札はアルミ板を加工し製作している。幾つか候補を上げ、クライアント に選んで頂いた字体をイラストレーターで…

一言

お寺の仕事、所要で役場を訪ねた際に古い友人に会う。「良い季節に なったよ。」という彼の一言が耳に残っていたからだろうか、5時間弱の 帰り道にも関わらず道を曲がれたのは。 何時にもまして、何時にも変わらず美しい場所だ。 雲が立ち込め、夕日が透かし…

お寺の現場  ■BUTSUGWANJI vol.8

お寺の現場、西側の外壁が張り上がる。長い壁面を一枚一枚、人が 板を張り、折り、つかみ仕上げてゆく。その一歩一歩踏みしめるかの ような丁寧な仕事に、住職は随分感じ入ってくれたらしい。 足場に登り、屋根廻りを確認していた。ふと、振り向くと本堂の屋…