2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

緑映える朝

しばしば訪ねるいつもの森、少し朝が早かった。 8月も終わり、森の中に陽が行き渡るのは8時過ぎ だろうか。虫もまだ活動する前の静かな雰囲気、 まだ熱を帯びず対流も起こらないからだろうか、 水盤は穏やかに森の色を映える朝。 部分的に陽の差す場所では、…

ランナー、ランナー、ランナー・・・

いつもの道、誰も居ない不思議。 現れた集団、先導は白バイ女性ライダー! これが先頭集団、熾烈な争い既に! 第二集団現る。後方に連なるランナー達が見える。 後ろからどんどんと人が湧き出て来て・・・ ランナー、ランナー、ランナー・・・ランナーで道が埋まる。 この状…

15.08.28 記す。(編集中)

ここ数日、色々書いた。まだまだ書きたい事がある。 おいおい書いてみたい。書けば自分の整理ともなる。 結局のところ、建築設計とは・・・ 敷地の可能性を最大限に引き出す術であり、 クライアントの要望を的確に建築に表現する事、 そして、意図が具現する…

光、大きさ、質感・・・その7

質感についても書いてみたい。この春に竣工した建築、その壁。これは感動的だった。 塗壁、好んでよく使う。塗った壁は何でも好きである。 自身で携わった建築、最も最初に出会った塗壁は ペンキの壁、ドライウォール。漆喰や珪藻土も好き。 何れも自分自身…

光、大きさ、質感・・・その8

『石』高価である故になかなか使う機会は無い。 質感は高く、なるほどと思う重厚さ、探せば、 様々な表情の石に出会える。 表面仕上げには一般に本磨仕上、バーナー仕上が あるだろうか。時に、叩いて仕上る事も出来る。 ノミ切り仕上げ、これは又は荒ビシャ…

光、大きさ、質感・・・その6

床に座って心地良い空間、実現するのは実は難しい。 和室の様な重心の低い空間が本来は望ましいと思う。 和室を洋間風に設えてしまい、一見デザインは良く 見えるのに、穴の底に座っているような居心地の 悪さを感じる事が、実は少なくないように思う。 座し…

今朝。

燃えるような空!直ぐに消えてしまったけれど。

光、大きさ、質感・・・その5

距離感、奥行き感も空間には欠かせない。 33坪に満たないこの住宅、その全長は18.9mもある。 玄関に立つと、ドマを通じてその全長を見通せる。 実際にとても長く遠く、奥に何があるのか目には 入らない。既に違う空間にすら思える奥行きがある。 ・・・犬達は…

光、大きさ、質感・・・その4

[ 以前に書いたこの記事はスケール感の事。大きさへの感覚というのは、とても不思議なもの。 ものには、まるで『適切な大きさ』が在るかのよう。 これは多分に、人間の身体に関わるものと思う。 椅子やテーブルの高さのような実際に触れるものは もちろん、…

あまり夏を感じずに過ごす夏、ようやく、それらしい出会いが。 しかし、飛び立つとグングン加速し、遠くの草むらへ消え去る。 生来の虫好き、久しぶりにトノサマバッタの迫力を楽しむ。 『年に一度はヤンマ採り』なのだけれど既に夏が終わりそう。 たまたま…

光、大きさ、質感・・・その3

光や大きさ(スケール感)、質感(テクスチャー)、 肝心な事にこれらは写真には写らない。 また、読んで理解できることでもない。 自分の目で見て、体で感じる意外の術がない。 古今東西、建築(空間)は、実際に見に行き、 リアルな経験を得ずして学べない。 …

光、大きさ、質感・・・その2 

『光』・・・私は特に好きだ。 これに気付いたので設計を志したのだと思う。 例えば南側の光、これはやはり、気持が良い。 写真は『bookshelf』の現場風景、特に印象に 残るシーン。足場が取れ、遮るものなく初めて 室内に光が差し込んだ時の、本当に嬉しい…

光、大きさ、質感・・・その1 

光、大きさ(スケール感)、質感(テクスチャー) 建築においける最も重要な3つの要素、 設計はこのバランスを計るものと思う。 実はこの3要素に良し悪しの指標がない。 数値化出来ず、客観的な評価が出来ない。 つまり、所謂「答え」や「正解」がない。 けれ…

足場が取れる。

デザインを請けた分譲マンション、まもなく竣工する。 先日足場が取れ、初めて全景を見ることができた。 陽の作るコントランストがその特徴を良く見せている。 なかなか勝手の違う取り組みなのだけれど、この春に 竣工した分譲マンション含め5つ目となる。…

とある計画

敷地との馴染み良く、ヒューマンスケールを保ち、 その敷地を使いきるアイディア。開口を南側に集め、 ドマを介して庭との一体となる空間を作る。 室内の明るさをどう作るのか?採光工夫を備え、 日射をコントロールし、通気に優れる建築を計る。 通りから眺…

見学。

先月、クライアントを二つの住宅、家具店を案内する。 今も快く迎えて下さる住宅オーナーに感謝しております。 設計の際は『何だろう?』という事が多々あったはず。 例えば室内の明るさを作る際、南側の開口に重きを置かぬ 私の設計は困惑される。何かを見…

中空余白は自在。

音を聞いてから行ったので、幌平橋の橋近辺の 混雑を越えるのに時間を要し、満足に見る時間は なかったけれど、花火大会って結構、面白い。 日常では体感のない空間を埋める閃光の塊が、 札幌の一風景を体に刻んでくれる新鮮な体験。 花火、興味あるわけでな…