少し前の事、アトリエの窓から眺める南17条の西、 藻岩山の裾野に沈む夕陽に映える電線の在る街並。 既に夜はオリオンが輝き見過ごせなくなっている。 オリオン座はとても好きな、分り良い星座。 でも、見つけると冬の寒さを覚悟させられる。 見つけ喜び、見…
谷崎潤一郎は『陰影礼賛』に習い蝋燭を灯してみる。 この本は、時代に遅れたおじさんのボヤキなだけなのに、 妙に心に染みてしまい、心改めて事物を眺めたくなる。 暖かい昼間も夜は涼しいよりも寒さが身に染み、 雨の日にはいっそう寒々しく感じられる季節…
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