O邸  ヴォリュームが見えてきた! 【 DOMA / yamanote 】


柱、梁が立ち上がり、構造体だけのスレンダーだった姿は
外壁の構造用合板が張られると一転してヴォリューム感が
出てきて、その ”大きさ”が見えてくる。


大きさの感覚は相対的なもの。隣の家と比べて小さいなど。
可愛らしく見えると期待している。それに実はとても長い。
小さく見えれば見えるほど、中は広く広く見えるデザイン。
玄関から伸びる吹抜けの土間は全長14m弱。実際、長い。


モノには適切な大きさがあるのだと思う。住まう家の場合、
大きければ豪華に見えるかもしれない。けれど人の大きさは
変わらないので大きすぎると疎外感を感じたり空虚に見え
たり、間延びして退屈に見えるかもしれない。緊張感を保ち
つつ引き締まった大きさを探すことは設計においては特に
難しい課題の一つ、光と同様にとても難しい。


模型を使い、想像を加え検討している。リアルな大きさは
なかなか得がたいのだけれど、O邸は果たして。楽しみ。




O邸の現場見学、相談に乗ります。
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