DOMA / yamanote 夕暮れの室内

「揺れない?」と皆に聞かれるんだけれど、どうでしょう?あまりもに華奢に
見えるのだけれど、実はとてもしっかりとしている、軽やかで堅実な階段。




洗面スペースを背にして眺めると、14m程の奥行きを一望できる。間もなく
三角山に陽が隠れる頃は日差しはないけれど、照明が働くほど暗くもない。


「被写体の後ろに照明を置くと、その光りが写らなくとも奥行き感が出てくる。」
とカメラマンに聞いたことがある。


DOMA / yamanoteの室内はあちこちの窓から天空光りが室内に入り壁や床を
各々照らす。窓が何を照らし明るくするのかを考えて計画している。その光りは
写真には写っていないけれど、この自然光こそが奥行き感を作っている。




自然光が限りなく少なくなった夕暮れのこの時、実は表情が一層、増している。