大きなカウンター   【DOMA/hachiken】



2階の一角は部屋を2つを設えることも出来たのだけれど、
吹抜けに面して足を投げ出して使うデスクを特徴とする
オープンスペースとロフト(下は収納スペース)を設えた。


個室性は確保しつつも閉じこもるには十分ではない設え、
戸一枚で個人のスペースを作るのではなく、空間の大小、
上下を組み合わせ、距離感を用いて空間を設えました。


収納スペースを使うと、かくれんぼも出来ます。
デスクは3.6m長さの大きな机となっています。


正面には連窓があり視界は良い。通気窓は3方向3つ、
天空光を採光する窓も別にあり、贅沢な空間でもあります。




カウンターをこのように低く設置したのは、空間の重心を低く
抑えるため。同じ大きさでもスペースの広がりが違ってきます。


充実した個室や部屋数を考えるよりも、勉強するところ、遊ぶところ、
寝るところ、収納するところと各々を考え、より広がりのある空間に
仕立てることはやはり、楽しいでのはないかと思います。





吹抜けを介して下階のリビングとは声を大きくすれば会話も出来る。
理想は、夕飯時に焼いた秋刀魚の匂いが少々漏れ伝い、お腹がキューと
鳴りだした子供がお母さんに「ご飯まだ?」と聞くような風景。


適当に繋がりつつ、適当に離れつつ、距離感を大切にする空間。

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