リビング 【DOMA/hachiken】

なかなか上手く写真が撮れないのだけれど、長いドマとリビングの風景は眺めるのが楽しい。
今度は晴れの日差しのある時に撮ってみたい。今は庭に芝が植えられ随分賑やかになっている。
機会を待ち、お邪魔させて頂きたいと願いつつ。

ＤＯＭＡと名づけたこれまでの住宅に比べると窓は大きくはない。２間間口の開放、はきだし窓。
これは敷地との関係が大きい。どのように庭を築き、どのように室内と室外の関係をつくるのか？
比較的密度の高い街中の住宅である【ＤＯＭＡ/hachiken】では思案する。

リビングのこの窓は夜でも開け放していられるだろう。見えるのは遠くの高層マンション。
庭そのものが入り込まなければ覗けないプライベート性の高いスペースになっている。
プライバシーを考慮し、敷地全体を含めた計画となっている。

雨の日の写真、ブラインドを半分以上下げているのだけれど室内の明るさは申し分はない。
このスペース、採光は８つの窓から計っている。（連窓は１つとカウントして。）
窓の多さからも通風経路は多様、風があれば必ずどれかは有効に働くことが予想できる。

ドマの吹抜け、その上部には３つの大小、方位の違う窓がある。その窓は見えないのだけれど、
壁に映え伝う光影は複雑で変化に富み、実に贅沢な光景となっている。
空間はやはり光で創られるもの。安易に照明に頼らず、自然光で築くこと、これは欠かせない。

雨模様の暗い空であったことがその僅かな変化も見せてくれる、良い具合であったのだと思う。
実際、しばらくそこに座り、長々と映ろう光を楽しむことが出来ました。

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