プロの職人


近所の時計屋さんに立ち寄ってみた。
腕時計をしない私ですが。


狭い店内、小さなショーケースは、
売る気があるのか?と思う煩雑さ。
奥からというのか、積み上げられた
機材の影から現れる老・時計職人。
彼の作業場は半畳に満たない。



様々なことを熱く話して下さった。


ゼンマイ(機械式)の時計を修理する
職人なのだそうだ。はるみ知事からの
賞状なんかも貼ってある。


修理した時計には一つ一つカルテを
作るのだそうだ。全て分解し掃除する。
その際に部品の一つ一つをコピー機
上に並べて写したものを添付している。
そのカルテの緻密さ、量に驚く。


作業中の時計を見せて頂いた。
目の前では息もできないような、
恐ろしく小さな部品がコロコロしている。
(ゴミのような小さい点々も部品です!)


それを摘み上げるピンセット、確かで
しっかりとした動作が印象に残る。


4時、壁にかけてあるお店の時計達が、
一斉に鳴り出していた。