ふと気がついたことがあった。

建築を立てる時、敷地のあることは絶対条件。
宇宙に行こうとも、電脳の空間であっても、
何らかの場所若しくは空間が存在する。


場所(=敷地)の持つ個性を設計の際には
特に大切している。場所の持つ個性を見極め、
その可能性を引き出さなければ、始まらない。


これまで携わった住宅、そのオーナーには
二つのタイプの居ることに気がついた。


一つは建替え、または近所の方、
一つは新たに敷地をご購入された方。


前者は既に敷地を良く知っていて、
どう住まうのか?の悩みは少ない。
同時に、慣れている故にその魅力の
再発見に苦労されるのかもしれない。


後者は知らない場所故に不安もあるはず。
けれど、ここと決めることが出来るに十分な
魅力を知っている。


既に知っている人とお話する時は、
私の見つけた魅力を話してみたいと思うし、
未だ知らぬ人とお話する時も、
私の見つけたことはどう?と聞いてみたい。


何か、とても大切なことに気がついた気がする。
今更?とは言うまい。改めて実感しています。