ドライブ その5

伊達方面から室蘭に入る時は決まって港側へ。
しばしばブログにも載せている夜景の綺麗な
工場群の眺められる場所、昼間もまた素敵。


過ごした室蘭の学生時代から親しむ風景です。


今は白鳥大橋があるので、室蘭の突端へ直ぐに
移動できる。この日は橋の脇にある高台へ登る。
そこから眺める大橋の迫力、スケールの大きさ、
吊り構造のワイヤーを固定する柱脚部の巨大な
マッスに改めて驚かされる。その柱脚、建築
スケールではそこそこのマンション規模の
構造物、これが全てコンクリートの塊だ。


それにしても壮観な眺め!



振り向けば室蘭の入江に広がる工場群が見渡せる。
この視点は以前はなかったもの。遠くには
イタンキ浜にあるクジラ半島も見える。


この日は一つ、突端から太平洋側を伝い、景観を
確かめてみようと考えていた。水族館を過ぎて
最初に出会う岬より、振り返って街を眺める。


都市を真上から眺めるマクロスケールでは、
まず川が見え、そこに掛かる橋、次いで鉄道と
高速道路が見えてくる。後に街区が見える。


橋という巨大構造物は景観を支配できる存在、
かつては街の最も外れにあっただろうこの場所は、
今は外海も内海も眺められる、橋のある風景に
変わってる。鉄の街の煤け古びた姿ではなく、
南国を思わせる陽射しに呼応するような風景。


太平洋側は基本的に切り立った崖に守られている。
その崖には切れ間があり、このような場所が
あちこちに存在する。どこか、浜辺まで降りられる、
プライベートビーチはないものか?探し巡る。


辿り着いた一つは、海水浴場であった。夏の短かな
室蘭も、一時の水遊びの場所、家族連れが集う。
イタンキ浜よりもコンパクトで景観もよい。


広角レンズなので人が小さく少なくは見えますが、
そこそこ賑わっていました。


知る人ぞ知る、ランプ城は今もとりあえず健在!


地球岬は人気スポット。お盆ともなればこんなにも
人が居るのかと驚く。あまりにもシンプルな光景、
ここは寒くて耐えられないような冬の風を浴びて
見る方が臨場感があるだろうか?


トッカリショ、今回は選んで、ここに降り立った。
本当は随分昔におりた、ローソク岩のような岩場の
場所を探していたのだけれど、出会えず。


ここは昔から知っていたものの、降りたのは初めて。
奥に見えるのはイタンキ浜。




折角行くのだからと、洞爺、有珠から始まり、
伊達、室蘭へと海岸線の気持ち風景を再確認する。
古くからの場所、今現在の場所、自然の景観と、
極近くの場所には幾重にも様々な風景が重なる。