15.08.28 記す。(編集中)

ここ数日、色々書いた。まだまだ書きたい事がある。
おいおい書いてみたい。書けば自分の整理ともなる。


結局のところ、建築設計とは・・・
敷地の可能性を最大限に引き出す術であり、
クライアントの要望を的確に建築に表現する事、
そして、意図が具現する時に十分に発揮出来る事。


微細な差が大きな違いであり、大差が軽微な違いに
過ぎないこともある。『便利』と『楽しさ』という
対極をどう調停するか?の問いでもある。
前者が過ぎれば退屈、後者が過ぎれば不便、何事も
バランスが大切となる。


建築は、木造であってもメンテナンスを欠かなければ、
末永く在る事ができる。メンテナンスを欠けば、
鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建築も寿命は短い。
拡張性は十分、次の機会に、その時の性能を付与する
事も可能。最も大きな問は、経年後にも耐えられる、
十分な建築の能力、可能性を備えているかどうか。


今流行りのスタイルは、今は良いけれど短命だろうか。
次の時代には次のスタイルが現れるので古びてしまう。
その時に十分なプランでも、次の時には違えるかも
しれない。家族が在るなら、子は20年で巣立つ。
建替えの相談、本音は建築時とは異なる生活スタイルに
合わない事が最たる理由であるように思われる。


車であればその時折のスタイルで十分であっても、
建築はそうは行かない。どこまでを見据えて考える
事ができるのか?『住む』事に何を求めるのか?
楽しく住まえる家であって欲しい。




自分のすべき事、設計は、楽しく住まえる家である事。
楽しく使える建築である事。便利を求めるのは容易、
楽しさを求めるのは、明らかな困難。どう立ち向かおうか。