【DOMA NATORI】竣工 その8


個人的には造作キッチンが好みですが、
クライアントの要望により、既製の
システムキッチンを用いる。シンクの
使い勝手はなるほどです。


このシステムキッチンは脚金物が使われて
いて、一段高いリビングの床との段差を
どう納めるかが難点となっていた。


キッチンの仕上げも確認しておきたく、
ショールームを訪ね、脚金物の詳細を
チェックする。後で図面上で検討を重ね、
微妙な隙間を違和感なく納められた。




キッチンは特等席、室内を見渡す事が出来る。
後ろには洗濯室、浴室の水廻りが控えていて、
インターフォンや各種リモコンも備えている。
ここに居れば家の多くをコントロールできる。


オープンなキッチンを考える時に欠かせない
収納は、キッチンの後ろにパントリーを設け
対応している。

大きくはないスペースですが、冷蔵庫のほか、
電子レンジ等の家電棚、造作食器棚が納まる
スペースです。急な来客時、キッチン廻りの
様々を退避させることの出来る場所。


動線は短いので使い勝手は良く、それでいて
リビングからは丸見えになる事もなく。
パントリーの収納要望は最後までありました。
棚板の高さ、数は良くご検討を頂き、細かく
要望があり、現場は最後まで聞いて対応を
頂けました。おそらく住まい始めて直ぐに、
使いこなせているのでは想像できます。