【 MoAi in ny 】 夕暮れのリビング・ダイニング 

夜な夜な帯広の住宅の写真を現像しつつ過ごし、
出来た写真に喜んで夜更けに書くと、どうも
興奮した勢いだけのものに感じられ恥ずかしい。
気を取り直して改めて書いて行こうかな。



午後5時前のリビング・ダイニングの風景。

写真中央の壁に四角く映えるのは西日の陰影。
CADで計ると5度の夕陽、外の樹木を透かし
届き、室内に風で揺れる木の葉の残像を残す。



窓の本数は多いのだけれど、特に開口面積的が
大きなわけではない室内、しかし適度に設けた
窓からは粘り強く採光が出来ていて、夕暮れ時も
実際は結構明るい室内であり、安心させられた。


撮影では全ての照明を灯している。
全てを灯すと煩いくらいなので、現実的には、
この中から時折に応じて適切な組合せを探し、
住まう事になるだろう。


クライアント要望のルイス・ポールセンの照明、
ENIGMAは、先日のルイス・ポールセンの
セミナーでメーカーに直に確認したテーブル上、
60cmの設定です。


4枚のアクリル円盤で構成される器具は、高さの
設定に悩むもの、セミナーは良い機会であった。


シャープな外観の照明ながら、4枚のアクリルを
濾して届く光は柔らかく、また反射もあり、
間接的に空間を灯す事ができる優れたもの、
この一灯で過ごす時間もあるのだろうな。


照度に1/10以上の差があると不快ともされるので、
これに他のどの照明を組み合わせるのが常と
なるのか?これは次に訪ねた時に聞いてみたい。