ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)の『さすらい(Kings of the Road)』を観る・・・と言うか流しながら仕事をしている。実に都合の良い映画で、どこから観始めても何事も起こらず、流していて気にならず、観ても何も起こらない。正確には様々が起こるのだけれどロードの上を過ぎるばかりの、光溢れる光景と夜の闇の中の小さな光とが繰り返されるだけの、唯のムービーだろうか・・・音楽聴いて酒飲むかな。


弱さ、儚さ、刹那さを覚える。同時に地に足を付けた確かさ、揺ぎ無さ、進む様も感じる。自分をロードのある地点に居るのかな?と知らせてくれる。先は長いのか短いのかは不明としても、今在ると知る切欠かもしれない。


と、本当に飲みだして仕事が手に付かなくなって来たので寝ようかな?と思う夜更け。