鳥瞰

エバハート・シュトッシュさんに出会い案内して頂いたのはハンブルグの美術館だった。
随分昔の事なのだけれど、特に印象に残った一枚がこれだった。
傷ついた絵葉書を修復しようと、初めてスキャンした画像が未だ残っている。


飛んでいる人、羊の居る夜のパリ、セーヌ川上空なのだそうだ。
もちろん描かれた当時に、この視点はない。まだ空が未知だった頃の絵。
想像力は凄い。存在しない視点すら手に入れてしまう。


今ならドローンを飛ばせば、という具合なのだろうか。
先日の模型なら、私でも俯瞰、つまり鳥瞰の視点が手に入れられる。しかも具体的に。
今は今、存在しない視点はないものか?と想像力を膨らませたいてみたり。