キバシリ

明日と言うか、今日なのか!・・・打ち合わせ。
準備が整っていない。夜更けに叫びだしたくなる。


下描きだけ、そろえた。


思えば未だ、要となる方の要望をお聞きしていない。
まとまらないのも当然かもしれないが、
提案を整理できていない事に我慢ならない。


或いは、押し切るつもりでも居たのだけれど、
理不尽な他業務があまりにストレスともなって居て、
早く切り離したいよ!と愚痴を書いても仕方ないが。


写真は『キバシリ』です。
木を走る野鳥。
・・・どこ?


ここです。
スズメよりも小さく丸く、口ばしの曲がった鳥、
止まることなく、木を走り登り、
登りきれば即座に次の木へと移り、
再び、枝葉の障害が無いかの如く木を登る。


忙しない様なのだけれど、無理は感じず、
合理的にすら見える。


どう考えても無謀に見えるのだけれど、
あまりに俊敏、一気に上りきる様に、
口を開けて見惚れてしまった。


勢いなのか、あの速さでも確かなのか、
見落としは無いのだろうか?
凄い生き様を見せ付けられた。




最早初夏の森、滅多に野鳥を見つけられない。
元々、虫目。鳥目は鍛えずに居て見えない。
がしかし、アカゲラだけは自分でも見つけられる。
見つけると言うよりは見つけさせられた帰り道。


泣き声と同時に頭上で木を突っ突く音が響く。
ここに居るぞ!とありったけの音を立てる。
目の前に木っ端が振り落ちてくる。


あの巨体なら、森の中では天敵は居ないだろう。
何の躊躇もなく、森中に響き渡る突っ突き音。
・・・夏の森でも見つけられるのはアカゲラかな。


潔い生き様、様々、学ばせて頂く。


アカゲラの如く、無遠慮に騒ぎ、
キバシリの如く、迅速に。




そう言えばスズメを昨今、目にしていない。
アトリエの周辺は何故か野鳥が居て、
そう言えば先日、窓から入って来たのは、
何とかカラの類であった。二羽も。
そう言えば、今朝はスズメバチが天井に。
誘われるのだろうか?
そう言えば、昨年は鳩が来た事もあった。
あんなに飛行能力が高いのに出て行かない。
・・・何か、あるのかぃ!?