大変だなー

建具・・・つまり『窓』
コストが許せば木製サッシを選びたい。性能はもちろん、デザインはシンプル、
様々なディテールを考える事が出来、優れている、と思う。
或いはビル用建具を用いる方法もある。断熱性能は微妙だけれど、綺麗な製品も多い。
しかし、コストが厳しい時は樹脂サッシを選ぶ事になるだろうか。


その樹脂サッシ、省エネの社会的要望を受けてメーカーは様々な展開を始めている。
これまでは一冊、防火設備となる場合にもう一冊加える程度で良かったのだけれど、
今は御覧の写真の通り、選択肢が物凄い・・・


この山の中から何を選ぶべきか?悩んでいたのだけれど、メーカーにお越し頂き、
改めて確認をすることとした。考え違いは無かったものの、やっぱり大変な作業。
これまでの製品はこれまで通りあり、長年スタンダードであっただけに、
柔軟な商品構成であることと気の利いた部材が用意されていてるので、
ディテールを考える時にも術があって良い。


新しい製品の中には特に高性能なものもある。UA値算定の際に、あとコンマ1の
数値が欲しい時には使えるだろうか。部位、方位、大きさ等を考慮した採用もある。


検討中の計画では、防火設備や排煙が求められる部位があり、これが簡単では無い。
と言う事が分かった。防火設備・・・例えば防火・準防火地域の指定のある場合、
延焼のおそれのある場所に求められる性能、認定製品を使う必要がある。
ビル用の場合は当然あるべき性能かもしれない。住宅用途ではそう多いわけではなく、
よって個別に製品を実証試験により認定を受ける事も多い。つまり認定を受けた
製品はより多く出る規格に限られてくる。


コストを考えた選択は詰めて行くと徐々に隙を突くような選択肢となる。
と言う事で、聞いておいて良かった・・・ここまで積まれると大変なんだけれどねっ。