ガン見

深夜に出発し朝の4時に沼に着く。既に車は多く寒い中人が集う。
駐車場の整理の方や沼の注意案内の方が日の出前から活躍されて
いた。お疲れ様です。

沼はまだ暗くて良くは見えない。けれど声は騒々しい程鳴り響き
一面を埋め尽くしていた。何を叫んでいたのだろうか?
ただ単に、暗くてモノが見えず飛び立てないだけなのか。

知人によるとこれほど飛ばぬ日も珍しいという。
昨日は夕暮れ時の雁のくの字の編隊が綺麗だったとも。
天候に恵まれず、人の多かった休日の早朝。

空を黒く埋め尽くすようなシーンではなかったものの、初めて見る
自分には十分するぎる程のスケールの大きなパノラマだった。

旅人の飛ぶ姿は美しい。

どこへ行くのだろう?
北へ向かう国内最後の野営地、
近所の田畑に食事に行くらしい。