サヴォア邸
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地下街は小鳥の広場向かいにいた先週の土曜日、好きなパネルを
数枚持ち込み展示していた。その中の一枚は昨年、室工大同窓に
よるギャラリー展の際に製作したスケッチ編だった。ヨーロッパ
を歩いた際に描きためたスケッチをハガキ大にし並べまとめたもの。
好きなスケッチばかりを集めている。
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夕方、このパネルの前に立ち止まり眺められていた方から、
「ここに行って描かれたのですか？」と声を掛けて頂いた。
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コルビュジェのサヴォア邸、スケッチには右下に引率者に連れられる
子供達を描いている。その方は幾つかの建築を存じていた様子で
特になぜ子供がいるのか？興味を感じて頂けたらしい。
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丁寧に見て頂き、声を掛けていただけたことはとても嬉しい出来事
だった。それだけで一日そこにいた甲斐があると思える程に。
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思わぬ展開に混乱する自分は、上手く話が出来ない。もう少し
ゆっくりとお話をしてみたかった。どこかへの道すがら立ち寄り、
見て頂き感謝しております。別の機会があると良いのに。
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その記念碑的な建築の中でその子供達が一体何をしていたのか？
少しだけお話させて頂きました。中での出来事とはおそらく本来
建築、住宅が求めるべき姿であろうと思います。ただ、それを
語る人はなかなか居ず。楽しさとは？という問いに近い。
