O邸の現場より。 【 DOMA / yamanote 】

ちらっと現場の写真を。LDK、この家の主たる空間。
来週の月曜日には、いよいよキッチンが設置される。
現場では設備屋さんが給排水工事の真っ最中でした。


機器の取り付けは間もなく本格化する。




    

ドマの吹抜けを上からちらっと眺める。贅沢な空間だ。
階段が取り付いている。これは上手く出来たのでは。
手摺のスチールのフラットバーも軽快ではないか。








敷石をそっと、置きに来られたクライアントとあちこち眺め
ながらお話して過ごす。なんとなく帰りたくない。三角山の
向こうにお日様消え行く頃は建築の表情はめくるめく。


機能や構造は正しく造られる。成果として現れる空間は
どうだろう?静観し、意図の通りか確かめたいと考えつつ、
間もなく終える無力感を感じつつ立ち尽くす。


設計者は直接、手を動かして造るわけではない。故に
竣工に近づくにしたがって手を離れてゆく寂しさもある。
もちろん、出来上がってゆく楽しさと。心情は複雑だ。



で、目下の悩みは命名です。どうしよう?イメージはある
ものの、なかなか決まりません。期待してクライアントの
お二人に見つめられてしまうと逃げ出したくなります。