安田侃 野外彫刻展 その1


安田侃 野外彫刻展 〜2011.11.20sun
(リンクを開くと彫刻展の案内ページへゆきます。)


今日は午後から、「きらりと光る・・・」と「知人の個展」を見に行く用事 ・ ・ ・
だけでは気が引けるので、観に行きたかった「安田侃さんの野外彫刻展」を合算し、
必要不可欠で見事な”出かける用事”を築き上げた。






これは新しく出来た地下歩行路、通路の脇の方に置かれた二つの彫刻である。
手前の男性は彫刻には用事がなかったらしい。が、携帯連絡のために彫刻の
側に寄られていた。用事はないが側だと安心、という微妙な距離感!


奥に見えるご婦人方は、多少の用事があったように見受けられる・・・のかな?
なぜかお二人とも低い彫刻の頭の上に手を置かれている。
・ ・ ・ そういうルールではないけれど、その気持ちがとても良くわかる。




これは、かなり楽しく画期的な催しだと思う。しかも空間を考えること、特に「スケール感覚」、
研ぎ澄まされた身体の感覚を磨く、または感じる絶好の機会ではないかと思う。


建築において非常に重要な「スケール感覚」、実は誰も教えてはくれない。教えられない類のもの、
自らが探求しなければならなず非常に困難、故に、実は知って建築設計をする人がほとんどいない
様にも見受けられる。印象の良い写真は提供できるのだけれど肝心なのは実際の空間、そのものだ。


アルテピアッツァ美唄で驚かされるのは、まさにその適切な感覚に尽きる。彫刻と人、景観との関係、
かなり違う街中では”どう解かれるのか?”に興味を感じたのだけれど、実に素晴らしかった。




真新しい創成川の緑地、その散策路を塞ぐように巨大な白い石の塊が!


ここは何としても日曜日にも用事を作り訪ねたい。一時雨の天気予報、雨後の日差しを期待し、
カメラを持って行こうかな。きっと続報と考察を偉そうに記事にしたくなるハズだ。

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