木星


夜更かししても日が昇らず、昼遅くに出掛けると直ぐに暗くなり始める頃、日の短さを
実感する。今日は自転車で市内を30kmを走破する! 手袋していても、とても寒い。




36号線を走り豊平川を渡る時、何かしらの配管(?)橋(?)の修繕工事を眺める。
白い養生シートに包まれる姿はクリストのアートを思わせる。普段は見過ごす橋梁は、
白く包まれると驚くほどのヴォリューム感があり、強烈な存在感を示す不思議な光景。


日常の風景とは、実は気が付かないだけで様々なものが構成しているのだと実感する。
これは ・ ・ ・ かなり面白かったので、修繕が終わる前にもう少し近づいてみたい。




          

月が綺麗に見える空が暮れて行く。札幌管区気象台の何物かしらぬ巨大な塔と月を写す。








 その夜、中島公園天文台を訪ねる。春に土星を見せて頂き
 歓喜した中島公園天文台にて、この夜は「木星」を眺める。


 寒い夜、狭い天文台の中は思いの他混みあっていた。巨大な
 望遠鏡はアンドロメダ大星雲をぼんやり狙っていた。月夜だし、
 仕方がない。次いで見る木星は縞模様が見えた!正に木星
 その上、4つの衛星も確認出来た。ガリレオ気分を満喫する。


 最後に見せて頂いた鮮明な月のクレーター、貴重な体験でした。






中島公園での天体観測は定期的に行われている。実は良く見えるので、一度は試してみる価値が
あるのではと思う。土星木星も驚くほど綺麗であった。月夜でも煌々と光る星は点光源ではなく、
実態のある極近所の天体、綺麗なスライドを眺めるくらいにその美しい姿を拝めます。




観測予定は青少年科学館のHPに案内がありました。その夜の天候を確認しつつどうぞ!




木星を眺めると縞模様が確認できた。天体写真ほど鮮明ではないものの明らかな縞がある。
直ぐにガス惑星であることを思い出し、縞が自転により作られるのだと想像出来る。


木星には現在62個の衛星が確認されている。その中で月程度、又はそれ以上の大きさの衛星は
ガニメデ、カリスト、イオ、エウロパの4つ。この日の観測で見えていた衛星がそれららしい。
ガリレオはこの衛星を観測、地球ではなく木星を回っていることを発見し、地動説を唱えるに
至ったらしい。欠かさずに夜な夜な観測すれば、自分でも発見できそうな程に輝き見えていた。


縞模様は赤道付近に見える。その延長の回転面上におおよそ4つの衛星があるように見える。
天体の回る様、街中の公園の天文台からも眺めることが出来る。なんと素晴らしい体験。


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