レイアウト



明日から函館。ASJのイベントに参加する。
写真はそのイベントで考えている展示レイアウト。




過去、何度か自分の建築をパネルにしたことがある。
都度、考えては作る。そういう作業はとても好きだ。


このレイアウトはきっと見難い。
4つの住宅が仕切りなくやんわりと混在している。




写真は全て自分で撮ったものだ。
引渡す直前の建築を終日、カメラを構え眺める。




その時間は緊張の対面であり、
今は欠かせぬ重要な、最後の仕事になっている。



写真は、プロの腕があれば申し分はないのだけれど、
ひたすら光を待ち、とにかくシャッターを切り続ける。
2千枚以上、中には3千枚を越えるのもある。
・・・数打てば理論に拠る。





気に入った何枚かをこのレイアウトのために
大胆に引き伸ばした。
仕事だからと思い切ってA1サイズに。




自分の好きな何かを、写真が語る力を備えて
くれていたなら良いのだけれど。




何れにしても、空間を写真で伝えることは不可能だ。
ただ、何だろう?と興味を持って頂けたならと思う。
そんなところから設計が始まるのなら、
それも一つの理想のように思う。



横で私が解説する必要のあるレイアウト。
美術館のガイドのように出来ればよいけれど、
それは、ただうるさいだけになるかもしれないな。

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