ミミ


目が会うと、声を掛ける間もなく、
みゃーみゃーと話しながら寄って来る。


上げた足を一々内側へ向ける独特の動作、
何故か左に寄って歩み来る。


屈んだ私の左足に擦り寄り、背に回り込み、
右に出てノドを鳴らし、触らせてくれる。


若い時は少しも触らせてはくれなかったのに、
この夏は妙に懐っこい、知人宅のミミちゃん。