手に余る。

間違って早起きした朝は、
手に余る劇的な朝だった。


どうして良いやら、お日様に向けて
ただシャッターを切っただけ。


この輝きの後、あっという間に
薄暗い街並みが光で包まれてしまう。
爆発するような勢いで光が注がれる。


光によって世界が膨らむような様、
これが毎日の事なのかと考えると、
毎日が特別なように思えてしまう。


劇的なのは5分程だろうか、
気が付くと既にジリジリ熱い、
可愛げのないお日様になっている。