始まる。【編集中】


函館の住宅、建築始まる。設計期間は1年2ヶ月。


小さい建築ながらも相当な複雑さのある住宅。
実施図面は30枚。右往左往する要望に応えて、
後に+αの幾枚かも重ねている。


描いた詳細スケッチは現在10枚前後かな。
まだまだ描かなければならない。
この辺りの仕事を公にすることはあまりない。


ただ、私が描いているということは、
それは現場が悩む部分のことでもあり、
当然、描いた分だけ現場は労を要している。


その辺りも汲んで想像をして頂けると、
建築現場は盛り上がり、揚々としてくる。


クライアントの仕事は、建築に携わる人達の
良好な環境を作る、と言う側面が実はある。


良いクライアントの現場は良い仕事が期待できる。
「良い」というのは安易や容易な意味ではない。
無理難題は望むところ、難易度は高いほど良い。
そして、それはクライアントの数だけ様々な、
良いスタイルが存在する。それは楽しさだろうか。



写真はベース型枠の状態。鉄筋が遅れている。
昨今の人手不足、物不足には泣かされる。
ちなみに、写しているのはドマ部分。







敷地から程近くに立待岬を訪ねてみた。
打合、施工打合、現場確認の後にふらりと。




帰りは既に暗く、豊浦で海を見た。
遠く水平線にイカ釣りの灯が灯り。
普段は見ることのない南の星空を望む。


豊浦手前の峠からは実に綺麗に見える景色。
これは学生時代に見た時から印象に強い。
ただ、写真を撮るような場所がない。


載せるような写真でもないな。真っ暗だ・・・
疲れ切った帰り道、
いつかちゃんと撮って見たい季節の風景。