展開。 NAGAYAMA その5

左手から風除室→エントランス・ホールへと続く。


床はボーダータイルをランダムに織り交ぜ、
壁はタイル、石、塗壁、木パネルを、
天井は短冊状に高低や色分けを施しつつ、
設けた天井スリットにダウンライトを組込み、
要所に間接照明を用いて明るさを作る。


素材の違い、天井の高さの違い、
ボーダータイルの作るリズムの違い、
照明ポイントの違いは、僅かな距離の
エントランスに変化を生み出している。
めくるめくように引き入れるインテリア・デザイン。


(※写真は横から眺めています。)






大きな規模の建築は人の落ち着くスケールへ
導くのには相当な工夫が居ります。


大きく立派な外観であっても、エントランスが
相応する大きさでなければ唐突な感じを受け、
狭いと感じさせてしまうと、内装が豪華であっても、
貧相に見えてしまう。空間の貧しさは隠せません。


近隣商業地域にある建物、周囲のこじんまりと
した店舗や社屋に街並みに、何食わぬ顔で
門型ゲートを並ばせました。
違和感のないよう、周囲の大きさ感と馴染ませて。
故に、ゲートの白いボーダー大理石の質感が
違いを際立たせているはずです。


中庭を眺めながら直進するシンプルなアプローチ、
各種の素材や照明、床ボーダーの変則的なリズムの空間、
しかし白いボーダー大理石が度々現れ、外から連続した
空間ともなっていて、気付くと室内奥へと導かれている。
・・・というようなデザイン。




書いてみたかったので書いたけれど、
言葉にすると、やや難しい。
改めて、ここは書き直そうかな?【編集中】