rotring

かれこれ25年ほど前にデビューしたらしい
ロットリングのシャープペン、私自身は、
かれこれ20数年、使っていた。


ドイツの筆記具メーカー、製図関係では
このロットリングステッドラーは、
学生時代から親しんでいた道具。


学生の頃はロットリングのホルダーを
愛用していた。ホルダーは2mm芯の筆記具、
研芯器とセットになるので、容易でもない。
シャープペンを使おうと考え選んだのが、
これであった。


しっかり書け、描けること。
手に馴染むこと。
良く見えること。


等を考えただろうか。製図用の筆記具は、
ペン先が細く長い。どこに芯があるのか?
これが良く見えなければならない。
見える道具は、研芯器で研ぎ澄まし、
1mmの中に7本くらい線を引けるホルダー、
とまでは言わずとも、信用がおける。


この信用の置ける道具で手に馴染むこと。
軽すぎてはいけない。しっかりとした重厚感、
これを備えた上で、線が描ける道具となると、
選択肢が非常に限られることとなる。
筆記具の多くは字を書くのに適しているので。


今はこのrotringとSTAEDTLERとLAMYの三本体制。
各々、用途が別となる。


先日、最も長く愛用していたrotringが・・・
どうも奥深くの部分に問題が発生したらしい。
その時の不具合、直前に気が付いてしまうくらい、
手に馴染んでいた道具。


修繕を試みるも上手く行かず、新調するに至った。
失われた間、スケッチブックを消費できないくらい、
自分の一部であるが如く、欠かせぬ道具であったと
改めて気が付く。そんな数日を過ごしていました。


殆ど変わらぬようには見えるのだけれど、今は、
数種類の派生種もあるらしく、『600』と刻印が
されている。アルミのボディーは、比べると、
思いの他、年期も加わっていたのだと気付いた。


お疲れ様と言いたい。