プロのカメラマン。


半村さんというプロのカメラマン、関わりを
多く知らずにお付き合いして何年になるのかな?


ベテランの彼は古くから北海道の建築家と親しく、
これまで多くの写真を撮られてきたらしい。


前事務所時代に計画、実施設計、監理と全てを
担う、自分にとって貴重な設計機会となった
道南の家、彼に撮って頂いた時が初めて、
お会いする機会だった。


これまで幾人かプロの撮影現場に同行する事があり、
その度によくよく観察をさせて頂いていた。
皆、様々に成果を得るべく方法があり実践される。


写真はその際の一枚、撮影風景を。


横でカメラを構える私が煩かったらしい。
室内の一枚は、彼の作った構図を挑戦的に、
撮らせてやる!とお貸し頂いたっけ。


彼は毎年一度は北海道まで来られ、撮影をされる。
その際に札幌に寄られ、一晩飲む機会もあって、
その度に様々なお話を聞かせて頂く。


いつも目付きの悪いお前!なんて呼ばれながら、
まー楽しく、やや遠慮不足に付き合わせて頂き、
今に至る。



彼に撮って頂いた住宅はこの住宅。道南に在る、
今は新幹線開通で今は賑やかであろう街の、
函館山を眺める場所にある平屋の住宅。




彼への紹介は竣工時のこの寒々と降雪の時のもの、
二年後の撮影時にはオーナーが様々に手を加えられ
荒涼とした原野の・・・ではなく南国のリゾート?
という風でもあった・・・





この春、彼に再び撮影頂く機会があった。
昨年竣工した東北で設計した住宅。


本当はこの窓から・・・



昨年の今なら満開の桜が見えた筈なのに、既に、
散ってしまったらしい。


北海道が春の足音が確かになったのやら、でも、
今日は雪が舞っていたのではあるけれど、
東北は一足早く過ぎ去っていたらしい。



東北は仙台近郊のこの住宅、自分の敷地では
ないものの、眼前にある桜は楽しみな春のもの。
夏場には適当な生き物の場所ともなるので、
個人的には至って好みの敷地だった。
この先、どんな風景が眺められるのだろうか。



写真家から写真が送られてくるのは間も無く。
楽しみに待ちたい。