プリミティブ

GWは噴火湾を見て回る。これは北黄金貝塚公園にある再現された
縄文時代の住居。見事に景観に馴染み、緑の丘と一体となって実に
美しい理想郷のようなシーンを見せる。
掘られた穴や柱を立てた穴、炉の跡などを基に再現したのだろ。
上屋は?外装に茅を葺いたのか、土で覆ったのか等は不明らしい。


リアルな空間は体験する価値がある。この住居、とっても小さい。

人はこのくらいの大きさ。

茶室のニジリ口を潜るが如く入口は屈んで入らなければならない。
しかし中は立つことができ十分ア広さがある。太古のワンルーム住居。
住まう基本的なスケールを実感できる。薄暗い中で顔がよく見える。
この人と人の距離感こそがプリミティブなんだと思う。この距離感で
空間を作れれば間違いない。縄文の人はこの辺の感覚も長けていたの
かもしれない。何よりとても面白かった!



これは私のもう一つのブログ”博物紀行”に景観、内観を含めて記す。
http://d.hatena.ne.jp/eolith/20100509/1273428970
学術的ではないのですが、興味のある方は覘いて見てくださいませ。