土器づくり

参加してきた縄文土器づくり体験、とっても面白かった。
レンガの材料に近い土らしく、土器は「素焼き陶芸」なの
だと改めて知ることはできた。


粘土の継ぎ目を消す役目が当初は「縄文」にはあったらしい。
しかし後にその「装飾性」に重きが置かれたようだ。体験は
この装飾を楽しむこととなり、想像力が全面に現れるような
個性的で完成度の高い参加者の土器が多く見られた。


機能性ではなく縄文の装飾性を楽しむことは、加工技術の高さ
ではなく想像性を楽しむ機会になるとは面白い経験だった。
博物館で縄文土器を眺めて楽しめるのは、そんな自由な気風が
感じられるからなのだろうか。



北海道の縄文時代も後期、晩期となるとグイ飲みのような個人が
使ったと思われる土器が見られる。果実酒程度はあったらしいと
聞き、お酒を楽しむ食文化もあったのだろうかと想像してしまう。
陶芸経験のない自分、土をこねて自分の使う器を作ってみたいと
臨んだのがこの写真。素朴な器だなー。
・ ・ ・ 単なる素焼き陶芸体験になってしまったか?


乾燥の後、2週間後に野焼きの工程となる。