オニヤンマ

        

毎年一度はヤンマ捕りに出かける。いつもは水源池に行くのだけれど、
今年はクマが近所に「間違って」ではなく確かに住んでいるらしい。
札幌市の情報では目撃例あり。立入り禁止区域となっている。



今年は諦めていたヤンマ、先日とあるところで出会ったので挑戦する。
ヤンマにはテリトリーがあるようだ。そのテリトリーに他のヤンマが
入ってくると激しい空中戦が始まる。バチバチ!と相当な音を立てる。
通常はそのテリトリーを見張るために巡回をしている。ホバリング
休憩ポイントなども決まっていることが多いと思う。


ヤンマを見つけると先ずその巡回の経路を確かめる。この日は2順目
までを確認し、手前の石段に移って身を隠し、経路上に網を置いて
身構えたところ、彼がその網の上でホバリングの体制に入っていた。
・ ・ ・ 一気にすくい上げた。出会い頭の偶然という感じもあり、もう
少し格闘したい気もあったのだけれ仕留めたのはオニヤンマであった。
手に余る大きさ、やはり一番のトンボ。その形相は正に迫力の鬼だ。



しばし観察し、子等に自慢した後に放すと一気に天に消え去った。