2011-06-06 タンポポ 田名部伸紀建築設計事務所 綿毛になったタンポポ、雨の翌日の早朝に眺めると、とても貧粗な姿だった。 よく観察してみると、綿毛が根元から閉じていることがわかる。 そこで仮説を立ててみた。「綿毛は濡れると閉じ、乾燥すると開く。」 湿っていては重く落下しやすい。また、雨の日は天候は穏やかではなく、 風を受け落ちてしまうかもしれない。耐えるためにも身を屈めてやり過ごし、 乾燥が進み、飛翔に適した時に風を受けるべく開くのではないか? 試しに綿毛を頂戴し、しばらくフーフーと息を吹きかけてみた。すると・・・ ・ ・ ・ 開いた!