タンポポ

      


綿毛になったタンポポ、雨の翌日の早朝に眺めると、とても貧粗な姿だった。




      


よく観察してみると、綿毛が根元から閉じていることがわかる。
そこで仮説を立ててみた。「綿毛は濡れると閉じ、乾燥すると開く。」




湿っていては重く落下しやすい。また、雨の日は天候は穏やかではなく、
風を受け落ちてしまうかもしれない。耐えるためにも身を屈めてやり過ごし、
乾燥が進み、飛翔に適した時に風を受けるべく開くのではないか?




試しに綿毛を頂戴し、しばらくフーフーと息を吹きかけてみた。すると・・・




      


                 ・ ・ ・ 開いた!