アルテピアッツァ美唄


  


アルテピアッツァ美唄を訪ねる。緑は濃く白い大理石の彫刻とせせらぎが
涼を呼び、多くの人が誘われて水に入っていた。いつ訪ねても心地良い。


  


この日一番綺麗に見えたのは、カフェの向こうの低地に置かれた大理石の
彫刻。木漏れ日に覆われている。影の部分にマーブル模様が強く表れ、夏
の草木の茂みの中で、緻密で柔和、凛とした姿が対比されていた。


  


その表面は磨きすぎず、荒すぎず、柔らかな輝きのあるもの。まるで雪の
結晶のように輝いている。ひんやりとした滑らからな手触りが心地よい。


  


好きな林のなかのタマゴは針葉樹の森のまだらな青空を映えて不思議に輝く。
大理石は影を、金属は光をまとうらしい。


  


いつも「モスラのタマゴ」にみえてしまうその表面は不思議な文様が覆う。


  


駐車場からは最も遠い場所にある彫刻の一つに穿たれた3つの穴の一つ。
築山を超え、池を抜け、丘を登り、草木を分け降り立つ先にある。随分長い
アプローチを経て出会う小さな穴。この穴を覗く満足感はなかなかです。


  


2週に1度は高圧洗浄しコケを洗い落とすのだという大理石の池、多くの手間、
労の上に支えられているらしい。緑の中のこの白さ、思わず感謝したくなる。
眺めると、カエルが泳いでいた。まぁ、なんと気持ち良さそうなんだろう。





2010-04-27の記事
2010-08-23の記事

.