18mのドマ

【bookshelf】には南に面する吹抜の長いドマがある。
その距離18m。向こうに人が居ても気付かないほど遠い。


建物の端から端までを見通せる視点は広がりを感じさせ、
開放的な室内は実際の距離が各々のプライバシーを守り、
大きな気積がクッションとなって生活の様々を緩衝する。


このドマに全ての部屋がつながり、採光、通風、暖房、
防寒スペース、主動線、生活を支える多機能空間がドマ。


ここはいつも賑やかで楽しげ、雰囲気が良い。
上手く使われているのだと実感する。






朝の風景。あいにくの空模様。けれど、心地良く感じるな。
室内にあって、ここは外のような広がり、大きさがある。
街路というか、路地というか、そういうイメージもある。


手間の梁上に見えるのはオールだ。誘われて乗せて頂いたカヌー、
昨年の支笏湖で危うく”沈”しかけた時に握っていたあれだ。
沈まなかったけどね。

・・・このオールに気付いた時、手に汗握ってた!



【bookshelf】はアウトドア派の読書家の家。
このドマは外から繋がる室内の外、そう考えてデザインする。
読書、あちこちで本を手に寛げるスペースが見出せる。



.