好きな場所。

昨年も訪ね、記事にしているのだけれど、
この週末に訪ねたチミケップ湖、とても好きな場所です。


青くて綺麗な水の溜まり。湖というより沼のよう。
昼近くであったからか小波が立ち、やや賑やかな
雰囲気ではあったけれど、概ね好きな光景。




網、持っていたのでトンボを狙う。

糸トンボの青、瑠璃色というのだろうか。
昆虫にはこの色をまとうのが少なくない。
宙に綺麗な青の線が、静かに無数に舞う。


それにしても、この目は実に綺麗に輝く。






網を持ち出したのはヤンマの居るのが見えたから。
この日は赤トンボすら捕まえられる気はしなかった。
何度も失敗し、湿地の倒木の上で随分待ち過ごした。


ただ、そのおかげで色々観察することが出来た。
まぁまぁ、静かに待ち、眺め、過ごした。


    

縄張り争いに夢中、網への警戒を怠った一匹を捕る。
この青、瑠璃色?オオルリボシヤンマだ。
傷つかぬよう羽を押えていたのだけれど、懸命にジタバタし、
疲れ果てて動けなくなり、まるで懐いているように手に乗る。
綺麗な目といい、じっくり見せて頂いた。


羽の構造の繊細さ、光に透かし眺めてみた。
強靭で柔軟、軽くでも剛性もある理想のパーツだろうか。




最初はシーラカンスかと思ったブルーグレー、
ヤンマを待っている間に出会った。


綺麗な形、重厚な塊感、力強い泳ぎ、注意深い俊敏さ、
宙を舞うように悠然とこちらに向かってくる。
時々背ビレの立てる波紋が水の存在を示すよう。


野生の鯉とは、いいものを見せて頂いた。



遊んでたのはこんな入江。
色んなシーンに立ち会え、新鮮な驚きに満ちる時間だった。