ご注意下さい。 

以前、軒先のディテールを記事にしたことがあります。


どうも、それがしばしばヒットするらしい。それに、
何とかの知恵袋的サイトで、どなたかの質問に対する
解答の中にリンクされていることを、最近知りました。


私のブログは、私の設計の取り組みを案内するものです。


ディテールは一つ一つの建築に合わせ、その仕上や仕様、
クライアントの要望を検討し、また、現場にあっては
現場監督、職人等との協議の上で創り上げます。


どれもが標準解ではなく特別な、関わる人達との成果で
あり、オーナーの財産となるものです。


誤解を招かぬよう、ディテールのスケッチを掲載する時は、
最終案ではなく設計過程のものを選んでおります。


理解の在る方、プロであるなら判断がつく事柄、そのような
方はそもそもネットで検索することはないものと思います。
鵜呑みにされる事があるなら、それは怖い事と感じました。


直にお話するのであれば、出来るだけをお伝え致します。
このブログは、”設計とは?”これを私の取組みとして
案内したく書いております。誤解なきようお願い致します。












以下、ふと思うことを書きます。【編集中】ですので、後に
消すかも。ご了承下さい。最近はこのパターンが多いです。


先日、とある講演にて「ネットに答えはない。」と聞きました。
その通りだと思います。便利な道具ですが万能ではない。


意匠、建築のデザインについても然り。例えば建築写真は
嘘をつきます。広角レンズで撮れば狭い部屋は広々と見え、
見せたくない部分を切捨てトリミングすることも可能です。


昨今のデジタルカメラ、撮影はRAWデータで出来ます。
幾つかのパラメーターを調整することで様々な変化を
与えて現像することが出来ます。薄暗い部屋を明るく
見せることも、その逆も簡単な操作です。


建築カメラマンならストロボを使うかもしれません。
光の届かぬ薄暗いところまで光を与え、綺麗に撮る高い
技術は、目的が建築写真であれば申し分はありませんが、
その写真が実際の建築と一致するのかは分かりません。


私は数日滞在して数千枚を撮り、気に入ったものを選ぶ、
趣味のように撮影に取組みますが、これはあまりに
マイノリティーでしょう。それが良いかは別の話ですが。




建築は光、大きさ(スケール感)、テクスチャー(質感)に
支えられ生まれる空間です。リアルな存在であり直に接して
初めて理解の得られるものと思います。若しくは住まわれて
数年の後に実感を伴う、そのようなものかもしれません。


建築の時間スケールは、大切扱われるなら人の生涯を越える
長さになるでしょう。そのような視点も失わず設計に取組む
ことが出来ればと考えております。


・・・長文を書いてしまいました。