ネパールの塩
通う珈琲屋さんのお客さんに、ネパールを旅された
方がいるらしい。お土産の塩、お裾分けを頂いた。
・・・ネパールで塩? 考察(空想)してみた。
一億年程昔、地球には巨大なパンゲア大陸があった。
やがて幾つかに分裂し、マントルに浮くプレートの
活動により移動を始め分裂した大陸同士が衝突する。
ヒマラヤは衝突し、隆起して出来た山脈である。
大陸に挟まれた海は隆起の末に取り残され、標高が
上がり乾燥化、濃縮された後に干上がってしまう。
・・・そんな窪地のような場所が現代のネパールの
高原に塩田として在る。かつての海の証として。
牧羊を乾季の保存食とする際はもちろん、調味料と
してネパールの食には欠かせないのがこの塩である。
やや塩に残る硫黄臭は、今も続く造山活動の証。
塩田が出来たのはここ数百万年の間のことと推測する。
あまりに古いと化石になってしまうだろう。
・・・と、ここまで推測を楽しむ。検証はネットに頼る。
便利な世の中なので、図書館に行く必要がない。
「ネパール 塩」で検索すると意図も容易に出てくる、
大量の「岩塩」情報!一般常識なのだろうか?
あまりにも簡単で拍子抜けしてしまう。
補足資料。主にWikipediaから。
■パンゲア大陸は2億5千年前に形成され、
1億8千万年前に分裂する。
自分のうろ覚えとの差異:時間スケールが倍である。
■ヒマラヤ山脈形成は7千年前(白亜紀)に始まる
インド亜大陸と ユーラシア大陸の衝突による。
大陸間にはテチス海があり、これが5千年前に
閉ざされる。火山活動もあったらしい。
自分の記憶の差異:いつかテレビで見て知っていた。
■テチス海 1億八千年前から新生代の第三紀
(6430万年〜260万年前)まで存在していた海。
自分の想像との差異:想像の通り!
これまで好きで観ていた恐竜や宇宙、地球のテレビ
番組の知識を繋ぎ合わせて想像してみたのだけれど、
当たらすとも遠からずだろうか?
一見、砂のように見える塩。硫黄臭といい深い味わい、
旨みを感じました。地球規模の変革風味だろうか。
刺激され、つい、空想を楽しませて頂きました。