【 MoAi in ny 】  今後のブログ報告について。

帯広で設計した27坪で二世帯の住宅は、建設自体が危ぶまれたものの無事に竣工しました。自分は竣工引渡しまでを観察しましたが、届くメールでは・・・本当に住まわれているらしく、それはいつも同じ不思議な体験でもあるのですが、つい先日まで自分の建築と想い携わり現場を訪ねていた建築が、在るべき人の元へと無事に渡り、想像した姿が本当に実現しているという、何故か、なかなか受け入れられない現実をしばし体験し、継続中です。本当に住んでいるのだろうか?


この感覚は徐々に解消されます。次に訪ねた時に見せて頂く現風景が「生活する」ことの迫力を伝えてくれるはずなので。自分のものではなくなったという喪失感が決定的となる時、設計は終るもの、それまでクライアントだった施主がオーナーとなった事を意味していて、実際は、それがとても嬉しく感じることとなる。


写真がたくさんあるので、今後も暫くはあれこれ掲載が続く予定。その後、この困難だった設計については設計STORYとして、クライアントの出会いから竣工までを記してみたいと思います。