カマダストーブ

先日、とある所で古いストーブと出会う。


  


フクロクストーブの第3号だとばかり思っていたら、


  


「ダマカ」・・・いや、「カマダストーブ」というものらしい。


以前に紹介したフクロクストーブに良く似ている。石油ストーブに
取って代わられるまでは、数多く普及したと聞くストーブ、フクロク
同様に貯炭式、煙突手前でクランクし、調理台が備わっている。


しかも、これは、ハートマーク形の灰皿付だ。




  

これが以前に紹介したフクロクストーブの第3号。非常に似ている
のだけれど、フィン位置など、デザインが微妙に異なる。



40年以上も前の骨董ストーブだけれど、鋳物の重厚感といい、
頼もしく、逞しく見える。どのような暖かさなのか?とても気になる。


今の住まい、断熱・気密は高性能と言え、その性能を数値で評価
する術も数多くある。フクロクやカマダのようなストーブは、断熱
されず、気密されず、隙間風の寒いことが使用の前提となるだろう。


厳寒期の厳しい環境に、住まいたる暖の温もりを担ったであろう、
このストーブ達の暖かさとは、おおよそ快適とは程遠い設えであった
だろうけれど、現在とは違う心地よさがあったのかもしれないと想う。







もう暖房期間は終わりそうだけれど、
書いて置きたかったので、記す。