3月の終わり頃のある暖かい日、日を選んで地鎮祭が行われた。
地鎮祭とは、地を鎮めるための儀。今では上棟式も稀であるし、
形式的ではあるものの、実に身の引き締まる思いがする。
クライアント自身も、いよいよという思いを新たにできる公の場、
家族や親戚にも報告の出来る建築への第一歩なのだと思う。
設計は実施を終え、監理へと移る。間違いなく先へと進む。
クライアントには小さなお子様が居られる。クワ入れの儀は、
子と一緒に。一気にテンションが上がり大喜びの子。見ていて、
笑ってしまった。そんな楽しい一時でもありました。