描く 【編集中】
函館の住宅のディテールのスケッチ、
1/2スケールでとりあえず8枚を描く。
設計、見積の際に検討していたことを、
より具体的なアイディアとして検討し、
工事のはじまる前に適切に伝えたい。
ディテールもCADで描いて良いのだけれど、
どうも何時からか、手で描きたいと思う。
建築の図面も、最初はスケッチから始まる。
スケッチを通じてイメージを明らかにし、
CADの線によって客観的な図面へと導く。
ディテールはダイレクトに現場に伝わる。
そのスケッチは生きたものである方が良い。
不要な線や何となくの線ではなく、
気持ちのある線をそのまま伝えたいと思う。
手は、動かしていると動くようになり、
怠ると、とたんに描けなくなってしまう。
描けないと、創ることが出来ないようで怖い。
何より描けないということは、そうしたいと
思う大切な事が欠けた時だろうか。
スケッチブックの減り方は、自分自身の
仕事への取り組み加減が見えてしまうもの。
どういう状況であったも精一杯に取組みたい。
故に、ただ、描くのみ。意地でも描く。