和室   【DOMA/hachiken】


多くの場合、設計ではコストや面積など”制限”となる条件が伴う。故にか、和室を創る機会は。
このデザインに至る過程は急な展開でもあり、所謂和室を造るに十分な予算を見込めぬ状況にあった。
床柱等の和室らしい設えはない。しかし、和室の最たる特徴とは座する空間であることと考え取り組み、
ここに至る。心地よく座り寛ぐことの出来る重心の低い空間を導く。


DOMA/hachiken】のこの和室、仏間でもあるのだけれど、以前にも書いたように今は寝室でもある。
和室の存在が住まいに温もりを与える、とても貴重なスペースになれたのだと思う。
・・・私自身、ここで朝を迎えてみたいと想像し楽しんでいた。

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